ソーイヤーの断酒日記

30歳から始めた晩酌習慣を止めると、人生は変わるのか? 実験の記録。

星野源と『裸足で逃げる』

 星野源琉球大学の教授である上間陽子先生の著書『裸足で逃げる』や

『海をあげる』を読んで沖縄の裸足で逃げる少女たちに届けたいという思いで

「不思議」という曲を作ったというような内容の新聞記事を読んだ。

 私も何年か前に『裸足で逃げる』を読んだけれど、もう辛すぎた。付き合っている彼にDVされる少女たちの話を聞き取り調査した内容だったからだ。

 日常的に暴力を振るわれ、不遇な環境に置かれている少女たちのことを考えると本当に心が痛い。

 

 かつて沖縄の教育関係者でナンバー2の地位にある者が、児童買春の常習者ということで逮捕された事件があった。中学生くらいの子どもたちを買春していたということなのだけれども、もう憤りが収まらなかった。

 どこにも居場所がない子どもたちの性を搾取する大人たちがいる。なんというおぞましい社会なんだろう、ここ、沖縄は!

 悲しい。

 私にできることは何だろう。

 上間先生はシェルターを作るのだという。

 すごいな。研究者に収まらず、とうとう、本格的に救済する側に立った。

 大変だろうな、と思う。シェルターの維持はお金もかかるだろうし。何らかの形で支援したいとも思う。今はできないけれど。

 私も僧侶になったのなら、お寺のような箱を作り、裸足で逃げる少女たちを受け入れるような駆け込み寺のようなものを作りたいと思った。

 自分で自立できるようなそういう環境を提供できたらいいなとあらためて思った。