ソーイヤーの断酒日記

30歳から始めた晩酌習慣を止めると、人生は変わるのか? 実験の記録。

仏教を学ぶ

 誰でもそうだとは思うのだけれど過去に辛い体験がいろいろあった。

 過去のことだから現在はもうその状況に置かれてはいないのだから過去を手放してもいいのだけれど、これが難しい。心はすぐに簡単に過去を思い出し、繰り返し繰り返し嫌な思い出を再現する。いい思い出の再現ならば喜ばしいのだけれど、嫌なことに限って記憶にこびりついてなかなか離れてくれない。そこでどうしたらいいのかと自己探求の旅が始まる。

 

 小さいころから性格的にくよくよ悩むほうだからちょとだけ新興宗教にはまったり、占いに頼ったり、スピリチュアルにはまったり、心理学の本を読んだり、アドラー心理学を学んだり、瞑想の本を読んだりした。自己啓発セミナーにも一度参加したことがある。自分を変えたい一心。自分に対するこだわりが強いとも思う。自分に嫌気がさしながら自分が一番可愛いのだ。いやらしいけど、これが自分。衣食住に困っていないのだから満足して楽しく暮らせばいいのに、自分へのこの執着ぶりに辟易もする。

 

 今、私が第二の人生をかけて学ぼうと思っているのが「仏教」である。原始仏教の教えに近い仏教。

 「今」だけを生きる。意識を今だけに向けるトレーニングを学ぶ。苦しみを手放し、まずは自分を幸せにしたい。

 幸せな瞬間はたくさんある。今朝もおいしい小川珈琲を飲み、満足して幸せなひと時を過ごした。そういう瞬間瞬間はたくさんありはする。

 けれど求めるものはそういうものではない。究極の幸せ。

 それが仏教にあると今は思っている。残りの人生をかけて仏教を学び「今」に生きるトレーニングを行い、仏教のマスターになるつもりでいる。