還暦間近
一生懸命生きてはきた。
うまくいったのか、いかなかったのか、よく分からない。
ただ、本当にやりたかったことはまだ成就してはいない。
本当にやりたかったことは、何かを創ること。
何かを創作すること。
自己満足ではなくて、世の中に認められる作品を創作すること。
結婚して子どもはつくった。
働きながら育て上げ、子どもたちはもう既に自立している。
あの子たちのことで心配はないかと言うと、
まったく心配はないと言い切ることはできないけれど
健康に普通に育ってくれたのでありがたいと思っているし
まぁ、大丈夫だと思っている。
子どもは子どもの人生を歩むだけだ。
私の干渉するべきことはあまりないだろう。
親の出る幕はあまりないだろうけれど、ただ、孫ができたら
少しは手伝ってあげたいという気持ちもあるにはある。
子育てでちょっとよろしくなかったことを
孫に接する際には反省して、ちょっとだけよろしい接し方をしたいなと
思っている。
何にもモノにはしていないけれど
子どもを育てたことだけは今はよかったことだと思うし
子どもに救われていることは多いと思う。
本来ならそれで満足して人生に折り合いをつけるべきなのかもしれないけれど
やはり自分が納得し、そして世にも認められるものを創作したい。